昨今転職がより活発になり、若手のうちからでも会社を移りやすい社会になりつつあると実感しています。
しかし、いざ自分が転職するとなると不安に感じることが多く出てきて、勇気が出ないこともあるのではないでしょうか。
そんな中でも今回は
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異業種から転職組の若手会計士はBig4に馴染めるのか
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特に異業種からBig4へ転職する際に感じるギャップはなにか
このようなお悩みに実際に異業種からBig4に転職したNext Accountants(ネクアカ)のメンバーがお答えします。
この記事を読めば、異業種(事業会社)からBig4へ転職する際の留意点や、特に環境面でどのようなメリット・デメリットがあるのかについて理解を深めることができます。
出会いは運。中途でも仲良くなれそうな同期は早めに捕まえるべし
Big4のような大規模な組織では、部署やプロジェクトによってメンバーが異なり、またリモートワークが導入されているため、積極的に行動しないと同年代との交流機会が限られます。
入社当初は、研修や歓迎会などのイベントを通して自然と仲良くなれる人もいますが、その後は自分から積極的に行動していくことが重要です。
特に中途入社の場合、学生時代からの友人関係のように自然と仲良くなれる環境ではないため、
- 直接オフィスで会えるチャンスがあれば積極的に話しかける
- ランチや飲み会に誘う
といった方法でコミュニケーションを取るようにしましょう。
- 共通の趣味
- 出身地
- 前職
などを話題にすれば、会話も弾みやすく、仲良くなれる可能性も高くなります。
筆者は、入社後すぐの歓迎会を通して同年代のメンバーと知り合いました。
その後は仕事上での情報交換や相談だけでなく、プライベートでも交流することで関係を維持しています。
入社後できるだけ早い段階でこうした関係を築くことで転職の不安が解消し、仕事へのモチベーションの維持に繋がったと感じています。
積極的に行動して、自分と気の合う同期を早く見つけることができれば、充実した職場生活を送ることができます!
ペーパーレスはめちゃくちゃ進んでる
Big4では、ペーパーレス化が非常に進んでおり、ほとんどの業務がパソコン上で完結します。
- 資料の印刷や配布
- ファイリング
といった作業が減るため、業務効率が大幅に向上します(監査チームによってはクライアント先でアナログな業務をするところもあるかもしれません)。
また、資料の共有や検索も容易になるため、必要な情報をすぐに取り出すことができ、スムーズに仕事を進めることができます。
そのため、リモートワークにも対応しやすい環境が整っており、場所や時間に縛られずに働くことが可能です。
こうした働き方は、特に前職でアナログな職場だった場合は戸惑うことが多いかもしれません。
入社前に最低限の知識として以下を頭に入れておくと良いと思います。
- ファームで採用されているベースとなるコミュニケーションツール(Office365, Zoom, Google Workspaceなど)
- 上記ツールを使用した仕事の進め方(Youtube等で各ツールの活用方法を調べられます)
Big4で長く働いている人でも案外詳しくないかつ、プロジェクトを進める上で必ず必要になってくるので、こうした知識を身につけているとスムーズなキャッチアップに繋がります!
業務より業務外のツールが鬼門?
上記の話と関連しますが、リモートワーク全体の働き方が整備されているため、
- 交通費の申請システム
- 休暇申請システム
- 評価システム
- 個人情報システム
- 研修システム
など、業務外(プロジェクト内での実務面以外)でも様々なツールが導入されています。
これらのツールは業務用のコミュニケーションツールとは異なり一般的なものではない場合が多く、使っていく上での慣れが必要になってきます。
一応マニュアルは整備されていますが、痒いところに手が届かない場合が多く、苦労することが多いです。
またリモートでのサポート体制が整備されていますが、最初のうちはなかなか使いづらく(このレベルの話を聞いても良いのか?等の不安)解決までに時間がかかってしまうことがあります。
こうした業務外でのツール面の適応に時間がかかってしまう可能性があるので、筆者のようなシステム系が弱い人はBig4への転職時に注意が必要です。
筆者の解決方法としては、これらのツールの使い方を聞くことをきっかけに、普段関わらない人とコミュニケーションを取るようにしました。
システムを使う上での問題も解決し、関係性も広がったので一石二鳥でした。
雑談のテーマ探しに苦労してしまう人は是非この技を使ってみてください!
人と違ってシステムだと多少の悪口も言いやすく、盛り上がります!笑
まとめ:早期に人間関係を構築し、業務内外で使用するツールを使いこなせ!
入社後早い段階で、気軽に話せるような関係性づくり(できるだけ関与プロジェクトと遠いところで)ができると、うまく馴染むことができます。
業務ではプロジェクトベースで人間関係ができるBig4においては、自ら積極的に動かないと人間関係が広がりません。
特に入社後の早い段階では意識的に多くの人と関わることがオススメです!
中でも同年代のメンバーとはより仲良くなりやすいので、歓迎会や交流会等を通じて積極的に関わると良いです!
また異業種からBig4へ転職すると、働き方が大きく変わる可能性があるため、各種ツールの早期習得が働きやすい環境づくりへの第一歩目となります。
Big4若手会計士の転職事情については、ネクアカのSpotify Podcastでも配信しています。
気になる方はぜひSpotifyにて「ネクアカ」と検索してみてくださいね!